ジャズベースの口説き方

ジャズベースとjaco pastoriusをこよなく愛する、新人Webライターによる改造日記。ジャズベースから好かれる男になるためのモテテクhow toを面白おかしく、真面目に発信していきます。※女性ではなくジャズベースからモテるためのブログです。

Pの帽子とジャコ・パストリアス

早くも年が明けてから1ヶ月が過ぎようという事実に驚きを隠せません。

まだ全然お会いできていない人が沢山います。

なんかみなさん集まって一斉に話せる場はないもんですかね。

 

コンポーネントオーダーベースが完成したらシンメイさんのところへ持っていこうと思うんですが、それももうちょい先になりそうなので最早ベース完成する前と後で2回行けばいいじゃないかと思い始めて、予定を探すも何だかんだで埋まっていたのですが、そろそろひと段落つきそうな気配なので、近々ご連絡しようかと画策しております。

 

さてさて、わたくしですね、このブログをはじめる前からベースの集まりだったりセッションだったりで決まって着用しているものがあるんです。

 

そう、タイトルにもあるPの帽子です。


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ジャコのトレードマークの一つでもある帽子。

最初見た時は「なんでPって書いてある帽子なんだろ。パストリアスってことかな」

と、国民的アニメである「腹足綱古腹足目リュウテン科に分類される巻貝さん」のキャラクター(名は伏せておきます)よろしく自分のイニシャルを入れた物を着用するとは
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自己主張の強いやつだな(あながち間違ってはありませんでした)と感じていた訳です。

 

しかし、なかなかどうして見れば見るほど惹かれるではありませんか。

当時は純粋な少年。いわゆる情報弱者でしたので、何を見てもなかなか分からない。

そして月日は流れて大学生になった頃に、

そういやあの帽子って売ってるのかな、と気になって調べました。

 

この頃になると情報社会に一通り揉まれたあとでしたので「P 赤 キャップ」検索エンジンの要領を得ていますね。

エンターキーを軽やかにターンッ!


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(画像は2017年現在の検索結果です。)

 

はい出ました。

という訳で無事に謎を解決した私は、早速ネットを使って注文したんですね。

家から出ないで調べて買い物。まさに現代っ子ですよ。

 

楽天から届いた品を開けて被って気分はジャコ・パストリアス


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当時の若人、現在の人生の先輩たちもこうして被ってカニ歩きしたんでしょう。

 

さて、この謎のP帽子、

これから買うであろうこのブログを読んでくださっているジャコの洗礼を受けし老若男女が私と同じ轍を踏む事のないよう公開しておきます。

こちらはアメリカはペンシルベニア州フィラデルフィアの野球チーム、Phillies(フィリーズ)のベースボールキャップなんです。

 

どちらかと言うとサッカー少年だった私には全く無縁の帽子。フィリーズと聞いてもピンとは来ませんでした。

 

ジャコの豆知識

ジャコが暮らしていたのはフロリダですが、それは引っ越す前の話。生まれたのはペンシルベニア州フィラデルフィアはノリスタウン、そして映画にも映像が残されているように野球少年(しかもリトルリーグで優秀な選手だった)でしたので必然なのでしょう。

 

そしてジャコというあだ名の由来もJocko conlan(書籍『ジャコ・パストリアスの肖像』ではJocko conlonとの表記ですが、conlanで間違いないでしょう)という当時のナショナルリーグでの審判が由来だとされています。

 

ここまで野球詰めできたのに、ベースに転向した転機ともなるのはフットボールなんです。

人生何が起こるか分かりませんね。

 

そんなフィリーズのキャップ、なんと息子のJulius(ジュリアス)も被っているんですね。
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Julius Pastoriusはジャコの2番目の妻イングリッドの息子になります。

双子として生まれたJuliusとFelix(フェリックス)は同じバンドのドラムとベース。どちらもジャコが得意とした楽器だと言うのが感慨深いです。

 

血が同じだと応援する野球チームも同じなのか、と小さな感動を覚えますが、ジャコが被っているフィリーズのキャップ、ロゴデザインが初期のものなんです。


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1970-91まで使われていたロゴがジャコの被っていたもの。

 

Pの字の真ん中を縫い糸が通っているのが特徴的です。

これは絶対に見逃せないポイントですね。

 

そして、完全に同じものが欲しいんじゃ!というジャコオタクのみなさんの為に、私、しっかりスペックを出しております。

 

私の持っているタイプはキャップのてっぺんのボタンが青なんです。

しかし、ジャコのものをご確認ください。

 
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 1976年のベルリンの時の映像ですね。

帽子のてっぺんのボタンは白。

 

おいおい、あんだけ熱弁奮っておいて完コピじゃねえのかよ。

そんなヤジを飛ばしたあなたの為に、てっぺんが白の物も買っております。


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はい。

欲しかっただけです。しかもちょっとオシャンティーなワインレッドっぽいカラーなんですよ。

こっちはお気に入りです。

私服でもそこまで浮かないので。

 

正直最初に帽子買った時にテンションあがりまくってたんですけど、1500円でちゃっちい作りだったんですよ。布もゴワゴワしてるし、見るからに安っぽい。なのでそれはベースのケースに括りつけてお守り替わりにしています。

 

そして本命のこちらは3600円とキャップとしても高くない値段なんですけど、作りは良いし、ボタンは白だし、そして何よりね。


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ツバの裏の色も一緒。

あ、なんか書いてありますね。

何かって?やっぱり気になっちゃいますか?これ、実は

マイケル・マンリングのサインなんですよ。

ジャコにはサインもらえないんで、弟子のマイケルにいただきました。

あー嬉しい。

関係ないですね。

 

いや〜探しましたよ。でもこれで終わりじゃないんです。もう一つだけ画像をご覧ください。

今見せた私のキャップはスナップバックと言って、サイズ調整できるタイプなんですけど
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ジャコのものはそれがないんですね。

NEW ERAというストリートボーイならご存知のキャップブランドからスナップバックではないフィリーズキャップも出ているんですが、Pのの真ん中を通る縫い糸がないロゴなんです。

 

ここがね、どうしても惜しいポイント。

現在も探しております。

帽子が一緒だからといってプレイには何も関係ないんですけど、メンタルが変われば多少プレイも良くなったような気がしますので、こういうのは形が大事なんです。

 

憧れの人と同じものを身につける、ロマンのある話なんです。

 

この帽子を被っていて、いい事が何度かありました。

一つは、シンメイさんに声を掛けていただいたこと。

この帽子を被ってニヤニヤと織原さんに熱視線を送っていた私は嘸かし不気味だったでしょう。

そしてもう一つは、マイケル・マンリングに「Oh...Phillies cap. I love Jaco...nice cap.」と優しい囁きをしてもらえたこと。

 

あとは未だに被っている人はそうそういないので何かと目立っていいこと。

どこに行っても話のタネになること、です。

 

ジャコが好きで、知らない野球チームの帽子を買って、色々な繋がりを得ることができました。そういった意味でも私はこの帽子との出会いに感謝しています。

 

みなさんも是非かぶってなりきってみてください。ジャコが降りてきますよ。

一応載せておきます。

大リーグ、フィラデルフィア、フィリーズキャップ(CP-13S)

大リーグ、フィラデルフィア、フィリーズキャップ(CP-13S)

アメリカンニードル AMERICAN NEEDLE #500 レザーアジャスターキャップ 1980 フィラデルフィアフィリーズ バーガンディ

アメリカンニードル AMERICAN NEEDLE #500 レザーアジャスターキャップ 1980 フィラデルフィアフィリーズ バーガンディ

 

では。

 

bareknuckle pickups J-bass60'sHF

みなさま明けましておめでとうございます。

年明けから早2週間となりますが、相変わらずネックのオーダー品は連絡も来ず・・・。

 

じゃあ書く事ないだろ、というとそうでもないんですね。

信販売大好き、ジャコネット北川ですので。

なんだかんだちまちま買っては放置しているので、新しいパーツを常にいくつか手元にストックしているのですが、今回はご紹介するのはこちら。


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 でーん

 

Bareknuckle pickups J-bass60's HF

BareknuckleのHPはこちら

Bare Knuckle Pickups, UK - Hand Wound Guitar and Bass Pickups

 

ギターでは何かと話題にあがるメーカーなのですが、私は教えていただくまでジャズベース用のピックアップを展開しているとは知りませんでした。

 

ギターを弾かれる方はご存知の通り、ラウド系の高出力なピックアップが人気を集め、確かなクオリティとモダンなサウンドで結構値段もします。

人気どころだとafter mathやjuggernautでしょうか。

その他miracle manやバータイプのblack hawkなんかも有名です。しかし、どれも数万はしてしまう。確かにピックアップを交換すると音が顕著な変化を見せるので、まるで別の楽器を買うような感覚です。

もちろん、モダンだけでなくビンテージ系にも強く、P.A.Fを徹底研究しています。

そして音の良さはもう先人達を見ても分かる通り、期待を裏切るものではありません。

 

え、じゃあベースもそれなりに高いんじゃないの?だってこの人、定番のALBITとかSANS買わないで昔のボロボロのプリアンプに当時の定価以上のお金払っちゃう人でしょ?信用できないわ。メインで使ってるピックアップもSeymour DuncanのWeather Report?あんな高いピックアップを平気で「ジャコのため」とか言って買う人の言うことなんか信用できるかよ。

 

そんなあなたに朗報です!

 2017年1月16日現在

1GBP=

137.6419円(裏声)

5年前よりは高いですが、ここ数年の200円に届いてしまうのではみたいな勢いもなくなって140円以下です。

 

更に!こちらのbareknuckle pickups 60's HF、PEモデル、なんと

112.50£(ポンド/听)(裏声)

 

日本円にしておおよそ15,484円でございます。

 

私はたまたまイギリスが円を買ったタイミングで輸入したので送料込で16000円もいかない程度で済みました。

 

今ならなんとステッカー
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とオリジナルピック
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特製コースター
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の3点セットがついて

ジャコネット価格、 

112.50£(ポンド/听)(裏声)

 どうですかみなさん!お得ですよ!
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お電話お待ちしております!

 

安いですよね。

しかもこれ60年製のスタックポットを前提としたモデルなんです。エナメルワイヤーも42AWGのヘビーホルムバールワイヤーというもので、こちらはKleinが出している54年モデルのストラトタイプピックアップのリプレイスメントでも使われているようなビンテージを完全再現するためのワイヤーでございます。

本当はネック届いたら試そう、なんて考えていたのですが、家にあるなら音を出したくなりますよね。

 

という訳で実験体となっているフェンジャパちゃんに載せて音を出してみたんです。

 

結構迫力のある低音に、ドンシャリ気味なキャラクター。だけど、パッシブとしての美味しい劣化というか、圧が強い訳では無いという使い勝手の良いサウンドでした。こいつがエポキシ指板のジャズベースに載ったら結構いい線いくかな、という感じです。

 

しかし、こちらのモデル2パターンありまして、PEてのもあるんですね。

 

詳細があんまり分からないというか商品説明もなんだかふんわりした内容で明確な違いが分からないのですが、ハイがより強調されたものみたいです。

個人的にはPEの方が求めている音には近そうではあるのですが、まずはbareknuckleのオーソドックスなビンテージトーンが知りたくてHFを選択しました。

 

という訳でPEをお持ちの方やこれから買う予定の方、是非試してレビューをください。多分買います。

 

ただ、これまでフェンジャパ、フェンダーUSA、Seymour Duncan、Voodoo、Lindyとフェンダー系を試して来ましたが、それらに比べるとパンチが強くていくらかモダンな響きもあるように思われます。使えるビンテージ、という感じでしょうか。

残念ながらWeather Reportを完璧に越えるものではないのですが、価格を考えるとめちゃくちゃコスパが良いです。ハーモニクス再現度ピッキングへの追従性、出るところは出て、余計なものがない理想的なジャズベースのサウンドキャラクター。

音の解像度やパンチはWeather Reportに軍杯があがりますが、他のリプレイスメントピックアップに比べると、とにかく価格面と費用対効果の良さでは頭一つ抜けている印象です。

 

ちなみにキャパシタはとりあえず、


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ということで0.035μF200Vのワックスタイプにしました。このあとAjaxの0.047を試してから0.05のセラコンに落ち着くかなと予想しています。

 

グレードアップさせたいジャズベースにbareknuckleのピックアップはいかがですか?

きっと期待に応えてくれるサウンドになりますよ。

私はサブベースもこいつに替えようと画策しております。

 

さて、今回はこの辺で。

 

では 

 

本年はお世話になりました。

ブログを開設して半年となりました。まだまだ書くことは山ほどありますので、今後ともよろしくお願いします。

 

さて、年の瀬でして、いつになく忙しない日々を送っております。

 

先週はクリスマスでしたね。

みなさん、いかが過ごされましたか?

ベーシストなら勿論ベースと過ごしますよね。このブログをお読みの方はジャズベースを口説きたい、そんな方たちだと思います。

 

あ、違いましたか。これは失礼。

 

ちなみに私はイブの日にベーシスト仲間とスタジオに入ってまいりました。

 

こういう集まりはあまり参加してこなかったので新鮮です。

何名か知り合いもいましたが、いわゆるオフ会です。

 

オフ会というと

「上手いヤツらの溜まり場」みたいな

走り屋たちが夜な夜なたむろしている峠に可愛い軽自動車で迷い込んでしまったような心境でした。

 

勇気を出して扉を開けると睨みつける輩が沢山いるではありませんか。

「お前どこ中だよ」

Geek in boく中の嵯峨さんに絡まれ、

「あ、Jaco Pastoriu中の北川と申します。」

とフレットレス奏者ならではのビブラートが効いた声で答えたわけです。

 

「跳ねてみろよ」

そんな声が聞こえました。しかし、ポケットに入っているのは大量のビンテージキャパシタ・・・

跳ねたところでジャラジャラとキャパシタたちが絡まるだけ・・・

殺される・・・

 

しかし、勇気を振り絞ってはるばる来たわけですから引く訳にはいきません。

自分の楽器も出さなければ・・・

 

私のオフ会への偏見は留まることを知りません。

「どうせ高級機材が山ほどあって、なんちゃってビンテージなんてカスみたいな扱いを受けるんだ・・・」

「目の前には何百万もする機材が転がっていて、それをヤツらは撫で回しているに違いない」

「5Aフレイムメイプルトップ、キルテッドメイプル、バーズアイ、パープルハート、ヤツらは木材を惜しげも無く使った機材を見せびらかして貧乏人を淘汰するんだ。」

そんな事が脳裏を過ぎり、ケースからなかなかベースを出せずにいました。

 

目の前の光景を受け入れなければ・・・

勇気を出して顔を上げると


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あ、地味!

(持ってきていただいた方々、失礼な事を言ってしまい申し訳ない)

 

いや、もっとKensmithどーん!!

Foderaばーん!

ZONとかzakrzewskiとか訳分からん北欧の個人ルシアーが作ったエキゾチックウッドをふんだんに使った多弦がズラーっと並んでいる想像をしていたので安心しました。

 色味が落ち着いていて良いですね。

 

とはいってもですね、井上さんのMayones、嵯峨さんのxotic・MTDだのハイエンドもいる訳です。

EdwardsのIKUOさん監修モデルやら、魔改造サンダーバード、珍しいものがたくさん並んでおりました。

訳分からんフェンジャパフレットレスもありました。

持ち主は前々からTwitterで気になっておりましたお方でございます。

めちゃくちゃ上手いんですよ。そしてスタインバーガーマニア。 

 

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それにしてもむさくるしいですな。

 思っていたよりも和やかで面白かったです。

 

そして期待のルシアー、矢口くん。

この日は製作途中という貴重なベースを持ってきくれました。見てください、このボディバランス

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精度も素晴らしいものでした。

こんな途中経過のベースはなかなかおめにかかれません。

どうやらこちらはもう引取り先が決まっているそうで、日本を牽引する若手プロベーシストの方だそうです。

 

 

後半になって段々交流も増え、ジャムが

はじまろうという時に終了ー

 

いつも楽しくなってから終わってしまうスタジオの時間。

 

時は無情です。

 

楽しい時間も終わり、更に楽しいお酒の時間となった訳ですが、

酒は酒で良いですね。

 

私の持ち込んだビンテージキャパシタを肴に酒をつつく、みなさんベーシストですね。
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ボリボリとキャパシタを喰いながら酒を飲み、濃い〜話を時間も忘れてしていました。

 

やはりビルダー、リペアマン、凄腕のベーシストや学生さん、変態・・・各方面に強いベーシストの集まりは他ではできない話題ばかり。

 

素敵なクリスマスイブを過ごしました。

 

今度、ビンテージ配線を買って試す会とビンテージキャパシタを買って試す会

それぞれ購入から配線の組み込み、スタジオで音出しまでやる、という深夜番組のようなマニアックな企画をやろうと思いますので、参加表明をいただけますと幸いです。

日程などは未定ですが、人数集まるようであれば本当に企画を立ち上げますのでそちらもよろしくお願いします。

 

今年は色々な方に会って刺激を受けてまいりました。

出会った方全員が私の尊敬する人です。

中にはずっと憧れていた方や、雲の上の存在まで。

全部ブログを立ち上げたお陰です。面白いですね。

来年はもっと多くの人たちと交流をして、輪を広げられるよう努めていきたい所存でございます。

 

良きビジネスパートナーも見つかり、ますます勢いがついている状態ですので、もしかすると来年の内に良い報告が出来るかもしれません。

 

ブログの方は引き続き、どこに需要があるか分からない内容を垂れ流して参りますので、みなさんお付き合い下さいませ。

これ扱ってよ、みたいな要望も募集しておりますので、よろしくお願いします。

 

そろそろ2016年も終わりますが、

あけましたらよろしくお願いしますね。

 

では

 

 

ちょっと変わったパーツのお話

今年もそろそろ終わりを迎えますね。さて、私はというと着々とオーダーベースの話が進んでおります。

 

現在はビルダーさんがネック作るの待ちでして・・・

今回はアッセンブリーで1つ面白いものを手に入れたのでそちらをご紹介しようかと。

 

軽視しがちなパーツ

 

突然ですが、みなさま

ジャックは何をお使いでしょうか。

付属のものや劣化したから交換した方など、様々だと思いますが、今回ご紹介するジャックは多分日本で持っている方がまだ少ないであろうものです。

通常は

【GP FACTORY】 モノラルジャック インプット/アウトプット用 クローム 2個セット 日本製 GPF-EJCK-MN-CHM-2P

【Switchcraft】スイッチクラフト純正品 #11  モノラルフォンジャック ギター/エフェクター用定番品 1個

こういうものですよね。

と言うよりオープンタイプではこれ以外見かけないと思います。120円ほどで買えるので、ノイズが突然出た場合は、まずここを疑うと良いでしょう。

このタイプはモノラル出力なので1点のホット部分が、ピックアップからの出力をシールド経由でアンプへ伝える仕組みです。

毎回シールドのプラグと接触し、抜き差しを行なうことで劣化していきます。

ただ、交換も容易で単価も低いので「そんなのスイッチクラフトで安定だろ」と軽視しがちです。

 

私は凝り性ですので、良いものがあればそちらを試したい性格です。ジャックももっと多様化すべきパーツだと考えていた矢先、探せばあるものですね。

 

4点支持ジャック

 

あんまり引っ張るものでもないので先に紹介します。

Puretone  mono jack

公式HPはこちらから↓

Pure Tone Multi-Contact 1/4″ Output Jack – PURE TONE TECHNOLOGIES

 

まずは実物をご覧ください。
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通常はホットの1点支持です。

その支持を4点に増やす事でノイズが減り、音の伝達が良くなる(太くなる)

というなんとも眉唾な逸品なのですが、

「試さないことには否定もできないな」と思い発売日にオーダーした訳です。

 

$3.83だったかで、3つ頼んだので送料込みこみ2500円程でした。

 

1つ800円だとしても痛い値段ではないですし、これはこれからくるんじゃなかろうかと思い、期待を込めて3つ買ってしまいました。

 

結果として音が変わるかというと、厳密にジャックだけ弾き比べたわけではないので分かりませんでした・・・。確かにノイズは体感レベルでは減っている印象です。でもそんなのは新品のジャックならどれでも同じなわけで・・・。

 

ただ、ホールド感は良くて、劣化も防げそうです。

現在主流なのはスイッチクラフト社のモノジャックだと思いますが、スイッチクラフト社のモノジャックは国産品と比べていくらか堅牢性に優れています。プラグとの接点もカッチリとしていて常に10個はストックするほど信頼を寄せているパーツです。

 

今回の4点支持ジャックはそれとはまた異なる堅牢性といいますか、頼りがいのあるパーツです。

 

私はジャックやポットは基本的に消耗品だと割り切っているので、少しでも接触が悪くなると即交換するリッチメン。

特にジャックは数年使うと少なからず緩むんですね。金属なので当たり前のことです。

しかし、こちらをご覧ください。


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これ緩むのかな・・・。

 

1つダメになっても接点あと3つもあるし。

 

エレクトリック楽器にとって、全員が抱えるノイズ問題。

配線に関していえば、接点が増えるほどノイズ要因も増える、なんて考え方もあります。

アースの取り回しについては人それぞれ培ってきた知見がおありかと思いますが、こちらのジャックは今の所ノイズが気にならないです。

しっかりとプラグをホールドし、音がクリアになった気がします(プラシーボ効果)

 

スイッチクラフトの「カチッ」とした感覚よりは「ググッ」とした感覚に近い。


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うわすごい絡みついてくる・・・!

いやらしい話ではありませんが、こりゃ名器です。すんごい

 

ちなみにシールド挿す前はこんな感じです
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なんかメカメカした見た目です。

シールドを挿す時に二段階ある感じで
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スッと入った後に


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ググッとカッチリハマります。

 

カチッとするのも好きですが、どうも摩擦が強そうでプラグ側を心配してしまいます。

それを4つの接点が優しく支えている感じです。

 

合唱祭や体育祭間際の団結したクラスの様です。

私はそういうものに無縁のない寂しい学園生活を送っていたので、自分で例えておきながらイマイチ想像できません。

 

それか友情パワーみたいな。

アニメでよくありますよね

強敵(ノイズ)に立ち向かうために、かつての仲間やライバルが「一時休戦だ・・・!」みたいな臭いこと言って、協力するんです。

 

もしくはこの時期の布団。一度掴まったら抜け出せない。

「もう会社クビになってもいいかな」ってくらい朝の布団の魔力は凄まじい。

それくらい優しさに包まれるジャックです。

 冗長が過ぎました。

 

音に関するレビューが出来ず申し訳ないですが、精神衛生上オススメできるジャックです。

 

パーツ一つ一つを最高のもので揃えると、塵も積もればなんとやら

数百円のパーツも少しお金をかけると、最終的なアッセンブリーはかなりカッチリしたものが作れます。

 

愛するジャズベのために、まずはジャックからオシャレをしたいお年ごろです。

パッシブだけどモダンなアッセンブリー

ハイテクジャズベを目指す方は問答無用でコチラをお勧めしますよ。

ポットはCTS、配線はベルデン、キャパシタはオレンジドロップ、ジャックはスイッチクラフト

 

そんなのもはや使い古されています。今どき高校生でも知ってます。

常に新しいものに目を向けて、良いものを追求する姿勢―・・・

これはジャズベに対する意識の高さを表します。

 

意識高い系ベーシストとしては攻め続けたい。

PDCAサイクルを回して常に最良・最善を尽くす。

 

安定は保守です。

 

鬱陶しい語りはこの辺で

不安材料を極力減らす気持ちのいいパーツと言うことでまずはオススメいたします。

短いですが今回はジャックの新製品についての紹介でした。

 

また音の違いとか比較できたら発信したいと思います。

 

では

 

映画『JACO』周辺アーティスト編〜

最近はめっきり寒くなってしまって、気づいたら今年も1ヶ月を切っていました。

やりたい事は山積みで、お会いしたい方も沢山・・・。そういったことは週末に詰め込んでいるのですが、最近パンク気味です。

 

パンクと言えばパンクジャズなんてものがある訳ですけど、その音楽は未だ1人しかおりませんね。

一見して相反するようなジャンル同士の組み合わせですが、音を聴けば納得してしまう。それこそヘビーメタルビバップといえばBrecker Brothers(ブレッカーブラザーズ)な訳ですが、納得のサウンドですよね。

じゃあパンクジャズとはなんじゃ、と。

 

そりゃジャコ・パストリアスですよ。
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「またか、またなのか」そんな声が聞こえてきそうですけど、現在絶賛上映中の映画『JACO』を見てまいりました。

 

映画『JACO』を見てきました

新宿のシネマカリテさんでね。

はじめて行ったのですが、面白そうな映画が沢山ありました。ヒッチコックの自伝?映画が特に心惹かれました。

小さな劇場でして、昨今のシネコンと呼ばれるような大きな商業施設なんかとは違って趣のある佇まいです。

 

2つのシアタールームがあり、98席のスクリーン1と76席のスクリーン2があるのですが、なんともこじんまりとしていて私は好きな雰囲気でした。

映画『JACO』も土日ともなると満席で予約必至です。朝10:10と夜20:30で1日2回の上映スケジュールなのも関係あるとは思いますが、こんなにもジャコファンがいる、という事実は嬉しいです。

ちなみにこれから観に行かれる方には前から3番目の列をオススメします。

私はいつもの感覚で真ん中後ろの方の座席(スクリーンを見上げるような感じにならず首が疲れないので)を選んだのですが、もっと前の方が楽しめたなぁ、と思いましたのでご参考までに。

 

さて、本編に入っていくとですね、

まだネタバレはしないでおこうと思いますが、是非劇場で観ることをオススメします!

 

もうすごかったです。完全にロックスターでした。

私は3回ほど涙を流した訳ですが、劇場でジャコ・パストリアスを観ることができるという事に感動したのと、ライブ映像のシーンが良かったです。あとは本編に関わることなので実際に観て涙を流してもらえれば、と思います。

 

本当に76-77年の僅かな間に凄まじい勢いで音楽史に衝撃を与え、その後の音楽を10年は速めたんじゃなかろうかと考えさせられるわけです。

 

前回エントリーにて、「ジャコを知らない人にもオススメ」と言いましたが、少し語弊というか70年代に活躍していたジャコの周辺アーティストは知っていないと心地悪い

 

と思う方もいるな、と思った次第です。

そう思ったのもですね、突然こうやって


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なんだこのロックなばあさんは・・・。と

次々現われる訳ですよ。

 

ちなみにこの方は

Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)

です。1977年にジャコ・パストリアスが見せた最高潮のウォーキングベースもジョニ・ミッチェルのライブでした。

 

このアーティストは私も大好きでして、普段あまり歌の入った曲を聴かないのですが、彼女の声と独特な節回しは心に響くものがあります。何よりここまでジャコを伸び伸び弾かせているボーカリストって少ないイメージなんです。

大体はジャコがボーカルごと食っちゃう、というか。主役はジャコになってしまうのですが、ジョニ・ミッチェルに関してはジャコのベースが軽やかで自由で、なのに邪魔しない。歌も個性を放っていてベースと対等に渡り合っている。

不思議なシンガーです。ジャンルでいうとアートロックなんですかね。フォークという枠では収まりが悪く感じます。

 

何曲かコピーしたのですが、曲調がミドル、スローでコード展開が少ないのでロストしやすかった記憶があります。

ジャコのハーモニクスと和音、フィルのフレーズ、もはや完全に独立した上乗せ楽器なのですが妙なマッチが見られて面白いくらい惹かれてしまうんです。

是非コピーする事もオススメします。この時期のジャコのサウンドは深みもあって、トリッキーです。弦高も低いセッティングというか、低音の響きが深いです。開放弦の広がりがとにかく気持ちいいです。

 

ジャコ・パストリアスが参加したアルバム

ドンファンのじゃじゃ馬娘(原題:Don Juan's Reckless Daughter)

ドンファンのじゃじゃ馬娘

 

⚫逃避行(原題:Hejira)

逃避行

 

⚫Mingus

Mingus

 

⚫Shadows and light

Shadows & Light

 

どれも名盤です。浮遊感のある曲調にジャコの甘いフレットレスサウンドが見事に調和しています。これはベースを重ね録りしていて、コードを弾いているパートとメロディを弾いているパートがあったり、かなりベースという楽器がフィーチャーされています。伸び伸びとしたジャコのプレイは本当に脂の乗り切った最高の状態でした。

 

ジャコとの出会いは劇中でも語られていますので、是非チェックしてみてくださいね。

 

お次はこの方。
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やさぐれたシーズー犬ではありません。

お恥ずかしい事に私自身もジャコを通してはじめて音源を聴いたアーティストでして、他の楽曲がどんなものなのか詳しくは知らないんですね。

Ian Hunter(イアン・ハンター)です。

 

何かとジャコのムック本などでメッセージを寄せていたりするのですが、どこか辛辣というか、現実的な方なんでしょうけど。

やさぐれシーズーとか言ってしまう私の器量の小ささは気にしないでください。

ジャコ・パストリアスが参加したアルバム 

⚫All-American Alien Boy

All American Alien Boy

 

AAABですよ。巷で流行りのね。主役はジャコ太郎です。

けだるい感じのボーカルももちろん良いんですが、表題曲では「うわ、これ絶対ジャコ入れちゃダメでしょ」みたいなレベルでソロ弾きまくってて気持ちいいです。ダメではないんですけど。でもこの時点でジャコのアルバムになりました。

全編通してジャコのベースが聴けるので、ジャコファンとしては押さえておきたいアルバム。途中ジャコがアコギも弾いてます。

 

さてお次は重要な人物ですよ。
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ヒキガエルの親分ですね。ヒキガエルは異物を飲み込むと胃袋ごと吐き出すんですよ。絶対にやらないでくださいね。

冗談はさておき、彼は何を吐き出すかというと主に息ですね。

息を吐いて音を出すタイプの人間です。

 

生けるレジェンドです。ふざけた事言ってるとファンの方に怒られそう。

Wayne Shorter(ウェイン・ショーター)

この間Facebookでライブ配信をしていました。チューニングをしてちょっとしか吹いてませんでしたが、それだけでも30分見た甲斐があったな、と思わせる深みのある音でした。

彼はWeather Report(ウェザー・リポート)のメンバーで、ジャコとずっと同じステージに立っていたんですね。何かと他のゲスト参加でもジャコと一緒にやっていたり。

 

ウェイン・ショーターは寡黙な人物で、ジャコやジョー・ザヴィヌルには相当振り回されていたようです。

1977年のWeather ReportでやったTeen Townのこの表情(1:58あたり)。さぐり合いみたいな雰囲気でバチバチしてます。
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Weather Report - Teen Town - YouTube

 

彼のプレイはWeather Reportを聴けば分かると思いますが、個人的にはこちらのソロアルバムも好きです。

Native Dancer

ネイティヴ・ダンサー(期間生産限定盤)

結構ドラマチックな展開が多いですが、Weather Reportほどガツガツしていないので聴きやすい印象です。

 

お次もジャコを知る上で必ず出会うことになるプレイヤーです。
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あのジャコに影響を与えたベーシスト。

Jerry Jemmott(ジェリー・ジェモット)

ベーシストなら絶対抑えるべきプレイヤー

 

彼は85年リリースのジャコの教則ビデオでホストを務めています。
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ジャコへ与えた影響は大きく、アレサ・フランクリンウィルソン・ピケットロバータ・フラックなどなど、ソウル、R&Bのシンガーを支えてきたベーシストです。

⚫Live at fillmore west

ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト

キング・カーティスの名盤です。ド頭からグルーヴィーなベースにやられてしまうでしょう。

ジェリー・ジェモットのベースラインを聴いていると、ジャコの弾く16分のフレーズなどがどうやって作られたのかが分かってきます。

 

高校生の私はこの辺りのアーティスト(へ影響を与えたアーティストも然り)を手当り次第に聞いていたのですが、全然顔と名前が一致しなかったんですね。

一致しなさすぎて一時期「ジェームスジェマーソンと名乗るロンカーター」が夢に出てきてクイズを出してくる、という悪夢を見ていました。


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明らかにロンカーターなんです。すごいでかかったし、「私はダブルベースを弾くんだけど・・・」的な事を言うんですね。

間違えると不機嫌な感じで、「まあ頑張って」と言って去っていくんですけど、

クイズに正解したある日、何故かジェームスブラウンが出てきてファンクベースの極意を教えてくれました。

 

なんでやねん

そこはブーツィー出しとけよ、と夢の中でも思いました。

そこから一時期ファンクにハマったのですが、そんなスピリチュアリズムな話はおいといて・・・

 

これはごく一部ですが、ジャコ関連アーティストで特に重要なアーティストたちです。今回の映画では周辺アーティストのインタビューに多く時間が割かれていて、私も時々「あれ、この人なんだっけ・・・」となるくらい、次々と色々な人が登場します。そしてみんな歳を取っているから顔だけじゃ分からない・・・。

背景を知っているともっと楽しめる映画だと思うので、一度見た方も復習を兼ねてもう一度見に行きましょう。これだけ素晴らしいアーティストたちがインタビューに答えるというのもなかなかない機会です。

補足的な内容になりましたが、興味を持っていただければ幸いです。

また何かの機会に今回紹介していないアーティストも随時紹介していきます。

 

では

映画『JACO』公開間近!私とジャコ

今回はこれまではとは少し趣向の異なるものをご紹介しようと思います。 これまではなにかとジャズベースジャズベース言ってきました。(勿論、ジャズベースにモテるための啓発ブログですので当たり前なのですが)

しかし、このブログで掲げる要素に欠かす事のできない存在といえばジャコ・パストリアスです。 12月に日本公開を控えたドキュメンタリー映画『JACO』。

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私は先行公開されていた輸入盤の字幕のないもの(せめて英語字幕欲しかったです)を持っているのですが、英語に不得手なので雰囲気で楽しむレベルです。

「jaco is genius.」

ジーニアスね、ふんふん、なるほど。

と、中学生さながらの英語力で満足。

外国の方に道を聞かれた際には、行き先を調べて「follow me!」と言って一緒に迷う、というのが常な私でも映画『JACO』はとても楽しめました。とにかく知っているプレイヤーが多く登場すること。 視覚的に楽しむ事も出来ちゃいます。

それと場面場面でのBGMがマッチしていてジャコォォオオと叫んでしまいたくなるほど。時に涙が出ます。 貴重な幼少期の動くジャコも多く登場し、ジャコファンは勿論楽しめるのですが、それ以上に「ジャコって誰じゃ」という方に強くオススメしたい作品です。

オススメするからには私が何故ジャコというプレイヤーに魅了されているのかを説明しないことには始まりません。ジャコとの出会いについては最初のエントリーでも触れたので割愛しますが、そのあと、更に惹かれていく様子を軽く振り返りたいと思います。 無駄に長いです。

2度目の衝撃

高校生の時分、私は音楽というものに詳しくありませんでした。しかしながら、巷で流行っているポップスにはあまり興味がないので、古い音楽から聴くようにしていました。古いと言っても1960年代のイギリスでのモッズカルチャーに興味を持ったことから、その周辺(や影響を受けたとされる)のアーティスト(Small facesやkinks、whoを経由してjimi hendrixやJB(ジャズベじゃないよ。the whoがカバーしていたというので知りました。))を好んで聴いていたのですが、その後もロックやパンクに枝分かれする様が面白く感じられて、次第にジャンルという枠で音楽を聴くようになりました。 ロックからの派生としてプログレッシブロックというものは私にとって殊更に心惹かれるもので、この難解な曲が生み出される背景には何が存在するのだろう、とのめり込んでいった訳です。 プログレッシブ=先進的、という意味で私は捉えていますが、ジャンルの話になると様々な方面に飛び火するため、あくまで便宜上の枠としてだけの言及に留めます。 プログレッシブロックでも特別、心に響いたのがKINGCRIMISONなのですが、PINKFLOYDやYES、JENESISなどに比べてサウンドも攻撃的で、オケの使い方が個人的には革新的だと感じた点がその理由だと分析しています。プログレに多く見られる、転調や変拍子、アルバム単位でのストーリー性などの要素は無知な私にはあまりにも刺激の強いものでした。

そうなると歯止めの効かない性格ですので、極端に難しい(と思われる)楽曲を欲するようになり、メタルからジャズから節操なく聴きあさるようになります。 その時にジャコとの2度目の出会いを果たす事になります。

その前に、 私の高校、所属していた部活では毎日発掘してきた音楽を紹介しあう機会がありました。それは今から思えば微笑ましいものであったのかも知れませんが、気分はブラックミュージックのレア盤を漁るDJそのもの。youtubeやdiskunionで面白い音源を見つけては休み時間に見せ合ったり、CDを貸し借りして、とにかく音楽に対して貪欲な姿勢であったことは間違いありません。思えばこういった環境であったからこそMichael Manringとの出会いを果たしたのだと・・・。

当時から斜に構えていた私は「音楽は趣味だけど、プロと同じくらい上手くなければ趣味として恥ずかしい」と、もう書いている今も恥ずかしく、誰かが勝手にブログを更新しているだけだ、と言い聞かせながら書きますが、そういった痛々しい姿勢でして、その頃に専門学校や音楽大学といった存在に対してよく分からない敵意を剥き出しにしていたのもあり、毎日学校へろくに通わず、寝る間も惜しんでベースの練習を7、8時間続けていた時期でもありました。

さぁ、そんな自分の前に再び立ちはだかったのがジャコであります。 ファーストソロアルバムジャコ・パストリアスの肖像』にたどり着き、CDプレイヤーを再生した瞬間‥

「なんも聞こえねぇ…。」

なんかボソボソと音がするので、CDプレーヤーの調子が悪いもんだと思いました。 中学生の頃、親の部屋からこっそり盗み出したプレイヤーが壊れてしまった、と冷や汗をかく私を余所にプレイヤーは2曲目へ

\パパパッパッパッパ!!…パーパーパーッ!!!!/

「うるせぇえ!!」

即座に消し、その日は聴くのをやめました。

次の日、先輩のベースの方に「ジャコのアルバム聴いたんですけど、よくわからないです」というと 先輩は「専門とか音大のベーシストはみんなドナリーとトレイシーの肖像弾けて当たり前らしいよ」という真偽はともかくとして、私の謎の敵意を無作為に煽る発言により、その日は学校を早退しました。

「よくわからないですね」と言った自分をぶん殴りたくなる気持ち、なぜなら専門や音大生は理解できていてしかも弾ける(真偽は不明)、というのだから今すぐにでも弾かなくては、という不純すぎる動機をきっかけに、一層ベースに熱を出す日が始まりました。

誰もいない家でプレイヤーを再生し、とりあえずドナリー。 あ、これはあとでにしよう。次。 トレイシーの肖像 これはいける気がするぞ。(速くないので)

ハーモニクスというものは『地獄のメカニカルトレーニング』(

) で勉強済みだったので、手探り状態で音を一音ずつ全ポジションで確認する作業が始まりました。 朝になる頃にはイントロがわかったぞ!というあまりにも非力過ぎる実力に打ちひしがれながらも、部活の時間ではアンプに繋いで、バンド練習中にもドヤ顔でトレイシーの肖像のイントロ(と思われる雑音)を弾きまくり、誰に気づかれる訳でもない自慢をしていました。休み時間はそれっぽい音を拾っては練習し、1ヶ月が経つ頃には大方の流れは弾けるようになって(と思い込んで)いたある日、 学校で神と崇められるギターのめちゃくちゃ上手い子に「それ、ジャコ?かっこいいよね」と言われた事をいい事に一気に完成までコピーしたのが初ジャコでした。

未だにトレイシーの肖像を弾いている時に、「あ、ここ音違うな」と気づくので、高校生の私は相当に耳コピが苦手だったのでしょう。

未だにドナリーに関してはイントロ部分までしか弾けませんがね。 そうして、立ちはだかり続けるジャコ・パストリアスは私にとって師匠だった訳です。 なぜかって、そりゃ1人で弾いても曲として成立するし、めちゃくちゃ頑張ってもなかなか弾けないから。

私はバンドでやるような曲があんまり好きではなかったんですね。だから未だにベーシストとしては致命的な程リズム感がないのでありますが。 ルート弾きなんてクソくらえ!ととにかく尖っていました。

ジャコから多くの事を学び、それが未だに消化することなく、新たな課題を課してくる。 この循環がますます私の人生を狂わせました。

高校卒業までにトレイシーの肖像とTeen townだけは弾けていた気がします。あくまで気がするだけです。

以前は出会いについて書きましたが、そういえばなんでジャコの事好きなのかは書いてないな〜と思い、映画公開に託けて誰が得をする話でもないものをつらつらと書きましたが、 やっぱりジャコは楽曲の奥深さ、サウンドの唯一無二な存在感、スラッとしたカッコイイ見た目に、圧倒的なカリスマ性、 発言のぶっ飛び方、そんなところですかね。

発言のぶっ飛び方は、当時の荒くれ者な私には響きまくりました。響いて悪い意味で共鳴して、周りにはただの傲慢な下手くそベーシストだと思われていたんでしょうね。ジャコは同じ態度だとしても実力がありましたから、当時迷惑をかけた方々にはこの場で謝罪をしておきます。ごめんね。

さてさて、話は戻って、 そんなジャコ・パストリアスの映画が日本でも公開される、という本題へ。

今回の映画『JACO』では

どんな人物なのか、そして、どんなプレイヤーたちが影響を受けてきたのか、どんな曲があるのか、どうして天才と呼ばれ、今尚人気があるのか、その時代の背景や、音楽性、そんな今では触れる事のできないものを追体験することができます。 ベースという楽器に興味を持ったのもなにかの縁です。

ベーシストのドキュメンタリーなんてなかなかないですし、この機会に当時の衝撃を体感しませんか?

なんて、私は単純にジャコというベーシスト、人物が好きなので肯定的な意見を出してしまいますが、誰でも楽しめるんじゃないかなぁというのが率直な感想です。

ジャコなんて嫌いだ、というのも当然あり得る意見ではあります。 だからこそそういった意見の人にご覧いただいて、考えを伺いたいなぁとも思うんですね。

好きではない、という意見を持つ方のほうがかえって深い気づきをしていて、私では到底考えつかない事を述べてくれるので、良い刺激になったりします。

私にとって、リアルタイムで感じることのできなかったプレイヤーでもあるジャコの人生、その断片的な記録は音楽という括りでまとめてしまうにはなんとも勿体無い。こうして映画という媒体を介して、一人でも多くの方にジャコ・パストリアスという人物が広く認知される機会が設けられた事は嬉しく思います。色褪せる事のない作品を多く世に出し、後世の音楽家たちに多大な影響を与え続ける稀代のプレイヤーの作品群を振り返る良い機会ですので、お時間ありましたら是非劇場に足をお運びください。

12月3日より公開です。

Tシャツも売ってますよ。 ジャコ・パストリアス | オンデマンドTシャツwebストア「TOD」T-Shirts On Demand 私は黒のTシャツを買いました。 このデザイン、本当にカッコイイよなあ

最後に髙橋和希くん ( https://twitter.com/kazukinglish?s=09) 竹宮ゆうまくん( https://twitter.com/bass_uma?s=09) 御二方の素晴らしいプレイにご一緒させて頂いた愛のこもったContinuumをひっそり載せておきます・・・

Jaco Pastorius Continuum Cover by Y.Takemiya (feat. S.Kitagawa & K.Takahashi) - YouTube

では

ベースの日は「JACO NIGHT」へ。レポートと私信

さて、先日は11月11日でベースの日の言うことで、私は目黒ブルースアレイジャパンにて開催された「JACO Night」へ遊びに行きました。

 
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ベースの日はネットでも大盛り上がりで、みなさんのベースやベース愛を見て、なんとも平和な日を過ごしていた訳ですが、

この「JACO Night」もかなりの盛り上がりを見せていました。

 

ジャコ・パストリアスを日本の凄腕ベーシストたちがカバーする夢のようなイベント。

出演アーティストは

(以下敬称略)

という名だたる強者揃い。

 サポートは

 

超有名ベーシストですから素晴らしい内容なのは約束されたようなものです。

 

テーブルに着くと欲しかったベーマガフリーペーパー!と映画「JACO」のポスター!遊びに来ただけで最近欲しかったものが手に入りました!

 
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内容についてですが、簡単にどんな感じだったのかを振り返ります。メモするのを忘れてしまったのと衝撃の出来事があって完全に記憶が飛んでます。(途中順番に自信がありませんが、曲目は多分合ってます)

雰囲気で読んで「あーこんな感じだったのね」と思っていただければ・・・

 

第一部

織原良次

Weather Report/Barbary Coast

ど頭の列車のSEでもうニヤけるのが止まらない。もうジャコです。心地の良い低音とハーモニクスの煌びやかなサウンド、初っ端からジャコを満喫しました。これがTOKAIから出ているんだから凄まじいですね。

カスタムでここまでいけるのか、という感動と、そこから更にジャコのサウンドへ近づく織原さんの繊細なピッキング。フォームが美しい。

 

IKUO

Weather Report/birdland

実は初めて演奏を見ました。フュージョン界のビジュアル系、という肩書きが面白いですが、実力も素晴らしい。

あとから知りましたが、T.M Revolutionでも演奏されているのですね。鳴瀬さんと村田さんと三人で組まれているチョッパーズレボリューションでの活動は知っておりましたが、ジャコのイベントでどんな演奏をするのか楽しみ。

周りを見るときっとファンなんだろうという女性の方も多く見かけましたが、華やかな見た目とプレイを見て納得。ステージに向かう時にすれ違ったのですが、いい香りがしました。

 

1バース目はなんだか場の様子を見ている感じでしたが、2バース目からは本領発揮と言わんばかりの速弾き。4フィンガーピッキングはビリーシーンばりの高速フレーズで、圧倒されました。

 

その次に

日野賢二

Pat metheny/Bright Size Life

大好きな曲です。サンバーストのスタンダードなジャズベースでしたが、atelierZらしい太さはそのままに、落ち着いたサウンドでした。

ソロでスキャットを披露していましたが、ハスキーボイスがかっこいい。

本当に歌うようなラインで心酔しました。

 

そして

櫻井哲夫

Duke Ellington/Sophisticated lady

櫻井さんは先日に行われたJaco tribute live以来で記憶に新しいです。

Fender custom shop製JACOモデル。いつかは欲しいです。

ソロでは流れるようなメロディーでしっかり聴かせるアプローチ。

毎年開催されているJaco tribute liveでも感じた事ですが、ジャコ愛が伝わってきます。ベテランの風格を感じる演奏でした。

 

ここで一部は終了。

 

ここからはトークショーとの事で結構楽しみにしていました。

どんな話が出るんだ!と!

 

トークショーにはベースマガジンの近藤編集長が進行を務め、松下佳男さんとシンメイさんが出演されました。ゲストにはIKUOさん。

 

松下佳男

ジャズ雑誌『ADLIB』の元編集長であり、ジャコとも親交があったまさに編集業界のレジェンド!

そしてなによりジャコに直接インタビューをした日本人としても貴重な存在である松下佳男さん。

私にとってはジャコムック本で幾度となくインタビューを読み、羨望と嫉妬の入り交じった憧れの存在です。

松下佳男さんといえばジャコ、まさに今宵のイベントには必要不可欠な存在。

ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉 (立東舎文庫)

ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉 (立東舎文庫)

最近文庫本化して再販されました。

まずはこれを読めばジャコとはどんな人物なのか、どんな人生を送ってきたのか、ということが分かるでしょう。

私もこの本は本当に何度も読み返し、未だに持ち歩いて読んでいます(笑)

ジャコは音楽も強烈な印象を残していますが、その人生、ジャコには人の持つ魅力も詰まっています。それらがあって作品がある、まずはこの本でジャコという人間を知るにはいいかもしれません。

 

著書

ジャコ・パストリアス (エレクトリック・ベースの神様が遺してくれたもの)

 

ジャコ・パストリアス (エレクトリック・ベースの神様が遺してくれたもの)

最近発売されたインタビュー本。

こちらはジャコの周辺アーティストへのインタビューが収録されており、外側からジャコという人間に迫っています。

現代のスーパーベーシストである、Victor Wooten(ヴィクターウッテン)や、Marcus Miller(マーカスミラー)など他90名以上がジャコについて言及しており、そういった意味でも貴重な本です。私は娘のMary Pastoriusのインタビューで泣きました。

レアなオフショット写真も収められておりジャコファン必読と言えるでしょう。

 

シンメイさん

何を隠そう、私がブログというもの、そしてベースのカスタムに興味を持つきっかけとなったのがシンメイさんのブログです。

 11月11日ベースの日"JACOナイト"@目黒BLUES ALLEY | Do you do a “low life”?

「JACO Night」の裏側について書かれています。私の本エントリーより知的に、詳細に書かれているので、実際の雰囲気などはシンメイさんのブログをお読みください(笑)

シンメイさんのブログとの出会いは高校生の頃だったか、フレットレスに興味を持って改造しよ〜と何気なくネットの海を泳いでいたら漂着しました。

それからはもう全エントリーを読み、特に「ヴィンテージにどこまで迫れるか」は何度も読みました。

現在のTokaiの人気もその影響ですしね。凄まじい影響力をお持ちです。それぐらいブログも魅力的な訳ですが、私は織原さんのライブを見に行った際に演奏後に声をかけて頂きまして、シンメイさんと交流する機会に恵まれました。

そのブログの方でもご紹介に与りまして、読んで下さる方もいらっしゃるかと思います。

本当に嬉しいかぎりです。

 

そんな憧れの方と憧れの方がトークショーだなんて、まさに夢です!このトークショーがあるってのですぐチケット買いましたからね。

 

トークショー

トークショーの内容はドキュメンタリー映画『JACO』を中心に展開。

今回、日本公開となった経緯から始まり、映画本編でのインタビューされるアーティストを見てロックからファンク、メタルなどの幅広いジャンルから支持されるのは何故なのか。

ゲストのIKUOさんはジャコへの印象をプレイヤー視点から言及していました。

シンメイさんは音楽史的な観点からジャコというプレイヤーのそれまでの常識を覆すようなアプローチについて解説していて、

松下さんは映画の裏話を話してくださいました。

勉強になったり、共感したり、もっと数時間くらい聴きたいなぁというもどかしさもありましたが、時間となり二部へ。

雑誌で対談、もしくはラジオで聴きたいですね。実現しないかなぁ。

 

映画『JACO』の未公開映像も見れました。


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日本公開は12月3日からです。東京は新宿のシネマカリテで上映されますので良かったら是非。

ジャコの貴重な映像、周辺アーティストたちによる証言によってジャコという天才が浮き彫りにされてゆきます。

 

第二部

織原良次×日野賢二

Charlie Parker/Donna lee

これは強烈なインパクトでした。はじめはインプロでの掛け合いから始まり、donna leeへ入ってからもハイテンポなソロの応戦。

日野賢二さんが笑顔で弾いているのを見て、「うわ、何この人」って思いました。比べるのも申しわけないですが、私なんか悲痛な叫びをあげながら指板をずっと睨んでも弾けません。

お二方の次元が高過ぎて、息すら忘れるような圧巻のステージングでした。

あれだけ弾けたら楽しいんだろうなぁ。

 

IKUO

Weather Report/Black market

これは一発目の坪口さんのキーボードの完コピな音色でやられました。一気に酔いが覚めた。

ソロではこれでもかという程の速弾きに加え、キレッキレのスラップが、それはもう矢次早に。

ゴーストノートたっぷりにパーカッシブなソロで会場の雰囲気を一気に持っていった感じがありました。

 

日野賢二

Jaco Pastorius/Continuum

文句無し。この曲意外とロストしやすいんです。演奏された時にも時々ロストしていましたが、柔軟な対応で見事に演奏されていました。こういう所で日野賢二さんの持ち前の素養というか音楽力を感じます。

ソロでは再びスキャットも交えつつ、メロディアスに聴かせるソロでした。

 

櫻井哲夫×IKUO

Jaco Pastorius/Invitation

急遽やる事となったというコラボ。

最初はIKUOさんが譜面を見ながらコードを確認していて、お節介ながら大丈夫かな、と心配していたのですが要らぬ心配でした。

ソロになるとこれまた凄まじい速弾きで櫻井さんを圧倒!櫻井さんは櫻井さんで全くブレないバッキングの安定感が・・・。

よくあんなに安定したピッキングができるなぁと、百戦錬磨のベーシストが見せるプロのスタミナを魅せられました。

ジャコも言っていましたね。毎日のギグで、朝まで演奏したりしているうちにスタミナがついたと。やはり現場で弾きまくる、というのが安定感を生み出すのでしょうね。

 

 

櫻井哲夫

Jaco Pastorius/KURU

アレンジ版です。印象的なリフがさらに難解な曲へ。でもどこかキャッチーさのあるアレンジで、櫻井さんらしいエンターテインメント性のある楽曲。

キメが綺麗にユニゾンしていて爽快感すら覚えました。ギターの菰口さんが上手いこと上手いこと。フュージョンライクなアプローチからロックテイストまで、音が綺麗に繋がっていて自由自在な印象です。

 

櫻井哲夫×日野賢二

Weather Report/Teen townメドレー

これは楽しかったです。Marcus Millerもやっていましたが、スラップでこの曲を弾くのって相当凄いですよね。

ソロでのスラップの掛け合いが特に見入りました。櫻井さんも前回のJaco tributeと、フレットレスを弾いている所ばかり観ていますが、スラップも持ち味ですよね。この豪華なコラボは高校生の頃にベーマガで目にしたTetsuJinoを思い出します。Some skunk funkのカバーがカッコよくて真似したりしました。 

途中ジャコにちなんだリフが飛び交い、楽しめるメドレー形式でした。

 

織原良次×IKUO×櫻井哲夫×日野賢二

The chicken

一つのステージに3人以上のベーシストが集まって演奏するのはStanley ClarkのNight SchoolやBASS DAY '98を映像で見たくらいで、絵面が新鮮なのと一斉に音を出した時の音圧が下から持ち上がる感じで、''ベースの日''らしい企画でした。

個性のあるソロ回しの後、私がこのイベントで日野賢二の恐ろしさを知りました。

エンディングへの運び方が素晴らしすぎた。ソロ回し後に探り合いのような状況になった所で、観客の欲しいものを分かっているな、と思わせる見事な締めでした。 これは何というか底の見えないアーティストの技量というか、もう外国人アーティストだと感じるには十分な演出で、経験以上の音楽力を教えてくれました。

 

日野賢二さんは今まで派手なスラップの印象があり、YouTubeなどで映像を見たり、インタビューでも明るく、気さくなキャラクターである事は知っていたのですが、ライブで観るのは初めてで、こんなに楽しそうに演奏する人なのかぁ、と。

人柄の良さが全身から出ていて、ファンになってしまいました。

引き出しも豊富で、しかもベースを4本持ち込んでいました。そういう機材を出し惜しみしない感じも個人的には嬉しくて、ステージに上がる度にベースが変わっていて、視覚的にも楽しめました。

 

個人的なお話

終演後にKORGの中原さんが声をかけてくださり、松下さんの元へ。

新しく発売される著書の中にジャコのベースがよく見える写真が収録されているとの事で少し拝見させてもらいました。

ジャコ・パストリアス語録 魂のしるし【特別付録】未発表音源CD“Jaco Pastorius & Peter Erskine Last Jam"

ジャコ・パストリアス語録 魂のしるし【特別付録】未発表音源CD“Jaco Pastorius & Peter Erskine Last Jam

 

よく見える、というのは指板がラウンド貼りである、というものなのですが、確かに非常に薄いローズ指板で接着面も扇形ではなくフラット。
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(本編チラ見せ)

ちょっとこれはまた長くなりそうなので、他のエントリーで触れる事にします。 

私は次の日に楽器屋で買いました。

初めて見る写真も多く、Peter Erskine(ピーターアースキン)との未発表音源も付き豪華です。(まだ聴けていません)

 

挨拶も兼ねて行ったのですが、なんとそこで松下佳男さんから名刺をいただいてしまいました!!!!!!!


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あ、自慢に聞こえたら悪いので先にお断りしておきますが、これは他ならぬ自慢です。すいません。でもブログで自慢したい思いを抑えられませんでした。

こんな事ありえるのか、とずっと疑っていて、終いにはあの松下佳男さんは実は偽物なのではないかと、失礼極まりない妄想をし、帰り道何度も名刺を見返しては誰かに自慢したい、という衝動に駆られ、カニ歩きで家まで帰る勢いで平静を装い帰宅しました。(普通に歩きました)

 

あ、帰宅してしまった。続きがあります。

 

松下さんとの衝撃的な出来事の後、いつぞや以来にベーマガの近藤編集長ともお話する機会もあり、Jaco nightの感想を共有したり、不躾な事を聞いたり、身の程知らずとはまさに私のことなのですが、ますます邁進していく所存です。

帰り際シンメイさんにも挨拶が出来、なんとお家にお呼ばれされ、シンメイさんモデファイの4号機と私のベースを弾き比べできる機会を設けていただきました。やばい

 

なんとも充実したJaco Nightを満喫しました。

 

この場を借りて無礼を謝罪すると共に貴重なお時間をくださった事を感謝します。本当に最高の日でした。

ジャコ好きでよかったです。ベース改造しててよかった。ブログはじめて良かった。

 

アドバイスを頂いたので、今後内容が短くとも定期的にブログを更新するぞ!と意気込んだらこんなに長いものになってしまいました。

 

では