今年もそろそろ終わりを迎えますね。さて、私はというと着々とオーダーベースの話が進んでおります。
現在はビルダーさんがネック作るの待ちでして・・・
今回はアッセンブリーで1つ面白いものを手に入れたのでそちらをご紹介しようかと。
軽視しがちなパーツ
突然ですが、みなさま
ジャックは何をお使いでしょうか。
付属のものや劣化したから交換した方など、様々だと思いますが、今回ご紹介するジャックは多分日本で持っている方がまだ少ないであろうものです。
通常は
こういうものですよね。
と言うよりオープンタイプではこれ以外見かけないと思います。120円ほどで買えるので、ノイズが突然出た場合は、まずここを疑うと良いでしょう。
このタイプはモノラル出力なので1点のホット部分が、ピックアップからの出力をシールド経由でアンプへ伝える仕組みです。
毎回シールドのプラグと接触し、抜き差しを行なうことで劣化していきます。
ただ、交換も容易で単価も低いので「そんなのスイッチクラフトで安定だろ」と軽視しがちです。
私は凝り性ですので、良いものがあればそちらを試したい性格。ジャックももっと多様化すべきパーツだと考えていた矢先、探せばあるものですね。
4点支持ジャック
あんまり引っ張るものでもないので先に紹介します。
Puretone mono jack
公式HPはこちらから↓
https://puretonetechnologies.com/product/pure-tone-mono-14-jack/
まずは実物をご覧ください。
通常はホットの1点支持です。
その支持を4点に増やす事でノイズが減り、音の伝達が良くなる(太くなる)
というなんとも眉唾な逸品なのですが、
「試さないことには否定もできないな」と思い発売日にオーダーした訳です。
$3.83で、3つ頼んだので送料込みこみ2500円程でした。
1つ800円だとしても痛い値段ではないですし、これはこれからくるんじゃなかろうかと思い、期待を込めて3つ買ってしまいました。
結果として音が変わるかというと、厳密にジャックだけ弾き比べたわけではないので分かりませんでした・・・。確かにノイズは体感レベルでは減っている印象です。でもそんなのは新品のジャックならどれでも同じなわけで・・・。
ただ、ホールド感は良くて、劣化も防げそうです。
現在主流なのはスイッチクラフト社のモノジャックだと思いますが、スイッチクラフト社のモノジャックは国産品と比べていくらか堅牢性に優れています。プラグとの接点もカッチリとしていて常に10個はストックするほど信頼を寄せているパーツです。
今回の4点支持ジャックはそれとはまた異なる堅牢性といいますか、頼りがいのあるパーツです。
私はジャックやポットは基本的に消耗品だと割り切っているので、少しでも接触が悪くなると即交換するリッチメン。
特にジャックは数年使うと少なからず緩むんですね。金属なので当たり前のことです。
しかし、こちらをご覧ください。
これ緩むのかな・・・。
1つダメになっても接点あと3つもあるし。
エレクトリック楽器にとって、全員が抱えるノイズ問題。
配線に関していえば、接点が増えるほどノイズ要因も増える、なんて考え方もあります。
アースの取り回しについては人それぞれ培ってきた知見がおありかと思いますが、こちらのジャックは今の所ノイズが気にならないです。
しっかりとプラグをホールドし、音がクリアになった気がします(プラシーボ効果)
スイッチクラフトの「カチッ」とした感覚よりは「ググッ」とした感覚に近い。
うわすごい絡みついてくる・・・!
いやらしい話ではありませんが、こりゃ名器です。すんごい
ちなみにシールド挿す前はこんな感じです
なんかメカメカした見た目です。
シールドを挿す時に二段階ある感じで
スッと入った後に
ググッとカッチリハマります。
カチッとするのも好きですが、どうも摩擦が強そうでプラグ側を心配してしまいます。
それを4つの接点が優しく支えている感じです。
合唱祭や体育祭間際の団結したクラスの様です。
私はそういうものに縁のない寂しい学園生活を送っていたので、自分で例えておきながらイマイチ想像できません。
それか友情パワーみたいな。
アニメでよくありますよね
強敵(ノイズ)に立ち向かうために、かつての仲間やライバルが「一時休戦だ・・・!」みたいな臭いこと言って、協力するんです。
もしくはこの時期の布団。一度掴まったら抜け出せない。
「もう会社クビになってもいいかな」ってくらい朝の布団の魔力は凄まじい。
それくらい優しさに包まれるジャックです。
音に関するレビューが出来ず申し訳ないですが、精神衛生上オススメできるジャックです。
パーツ一つ一つを最高のもので揃えると、塵も積もればなんとやら
数百円のパーツも少しお金をかけると、最終的なアッセンブリーはかなりカッチリしたものが作れます。
愛するジャズベのために、まずはジャックからオシャレをしたいお年ごろです。
パッシブだけどモダンなアッセンブリー
ハイテクジャズベを目指す方は問答無用でコチラをお勧めします。
ポットはCTS、配線はベルデン、キャパシタはオレンジドロップ、ジャックはスイッチクラフト
そんなのもはや使い古されています。今どき高校生でも知ってます。
常に新しいものに目を向けて、良いものを追求する姿勢―・・・
これはジャズベに対する意識の高さを表します。
意識高い系ベーシストとしては攻め続けたい。
PDCAサイクルを回して常に最良・最善を尽くす。
安定は負けです。
鬱陶しい語りはこの辺で
不安材料を極力減らす気持ちのいいパーツと言うことでまずはオススメいたします。
短いですが今回はジャックの新製品についての紹介でした。
また音の違いとか比較できたら発信したいと思います。
では