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ジャズベースの口説き方

ジャズベースとjaco pastoriusをこよなく愛する、就職活動中のWebライターによる改造日記。ジャズベースから好かれる男になるためのモテテクhow toを面白おかしく、真面目に発信していきます。※女性ではなくジャズベースからモテるためのブログです。

ベースの日は「JACO NIGHT」へ。レポートと私信

さて、先日は11月11日でベースの日の言うことで、私は目黒ブルースアレイジャパンにて開催された「JACO Night」へ遊びに行きました。

 
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ベースの日はネットでも大盛り上がりで、みなさんのベースやベース愛を見て、なんとも平和な日を過ごしていた訳ですが、

この「JACO Night」もかなりの盛り上がりを見せていました。

 

ジャコ・パストリアスを日本の凄腕ベーシストたちがカバーする夢のようなイベント。

出演アーティストは

(以下敬称略)

という名だたる強者揃い。

 サポートは

 

超有名ベーシストですから素晴らしい内容なのは約束されたようなものです。

 

テーブルに着くと欲しかったベーマガフリーペーパー!と映画「JACO」のポスター!遊びに来ただけで最近欲しかったものが手に入りました!

 
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内容についてですが、簡単にどんな感じだったのかを振り返ります。メモするのを忘れてしまったのと衝撃の出来事があって完全に記憶が飛んでます。(途中順番に自信がありませんが、曲目は多分合ってます)

雰囲気で読んで「あーこんな感じだったのね」と思っていただければ・・・

 

第一部

織原良次

Weather Report/Barbary Coast

ど頭の列車のSEでもうニヤけるのが止まらない。もうジャコです。心地の良い低音とハーモニクスの煌びやかなサウンド、初っ端からジャコを満喫しました。これがTOKAIから出ているんだから凄まじいですね。

カスタムでここまでいけるのか、という感動と、そこから更にジャコのサウンドへ近づく織原さんの繊細なピッキング。フォームが美しい。

 

IKUO

Weather Report/birdland

実は初めて演奏を見ました。フュージョン界のビジュアル系、という肩書きが面白いですが、実力も素晴らしい。

あとから知りましたが、T.M Revolutionでも演奏されているのですね。鳴瀬さんと村田さんと三人で組まれているチョッパーズレボリューションでの活動は知っておりましたが、ジャコのイベントでどんな演奏をするのか楽しみ。

周りを見るときっとファンなんだろうという女性の方も多く見かけましたが、華やかな見た目とプレイを見て納得。ステージに向かう時にすれ違ったのですが、いい香りがしました。

 

1バース目はなんだか場の様子を見ている感じでしたが、2バース目からは本領発揮と言わんばかりの速弾き。4フィンガーピッキングはビリーシーンばりの高速フレーズで、圧倒されました。

 

その次に

日野賢二

Pat metheny/Bright Size Life

大好きな曲です。サンバーストのスタンダードなジャズベースでしたが、atelierZらしい太さはそのままに、落ち着いたサウンドでした。

ソロでスキャットを披露していましたが、ハスキーボイスがかっこいい。

本当に歌うようなラインで心酔しました。

 

そして

櫻井哲夫

Duke Ellington/Sophisticated lady

櫻井さんは先日に行われたJaco tribute live以来で記憶に新しいです。

Fender custom shop製JACOモデル。いつかは欲しいです。

ソロでは流れるようなメロディーでしっかり聴かせるアプローチ。

毎年開催されているJaco tribute liveでも感じた事ですが、ジャコ愛が伝わってきます。ベテランの風格を感じる演奏でした。

 

ここで一部は終了。

 

ここからはトークショーとの事で結構楽しみにしていました。

どんな話が出るんだ!と!

 

トークショーにはベースマガジンの近藤編集長が進行を務め、松下佳男さんとシンメイさんが出演されました。ゲストにはIKUOさん。

 

松下佳男

ジャズ雑誌『ADLIB』の元編集長であり、ジャコとも親交があったまさに編集業界のレジェンド!

そしてなによりジャコに直接インタビューをした日本人としても貴重な存在である松下佳男さん。

私にとってはジャコムック本で幾度となくインタビューを読み、羨望と嫉妬の入り交じった憧れの存在です。

松下佳男さんといえばジャコ、まさに今宵のイベントには必要不可欠な存在。

ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉 (立東舎文庫)

ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉 (立東舎文庫)

最近文庫本化して再販されました。

まずはこれを読めばジャコとはどんな人物なのか、どんな人生を送ってきたのか、ということが分かるでしょう。

私もこの本は本当に何度も読み返し、未だに持ち歩いて読んでいます(笑)

ジャコは音楽も強烈な印象を残していますが、その人生、ジャコには人の持つ魅力も詰まっています。それらがあって作品がある、まずはこの本でジャコという人間を知るにはいいかもしれません。

 

著書

ジャコ・パストリアス (エレクトリック・ベースの神様が遺してくれたもの)

 

ジャコ・パストリアス (エレクトリック・ベースの神様が遺してくれたもの)

最近発売されたインタビュー本。

こちらはジャコの周辺アーティストへのインタビューが収録されており、外側からジャコという人間に迫っています。

現代のスーパーベーシストである、Victor Wooten(ヴィクターウッテン)や、Marcus Miller(マーカスミラー)など他90名以上がジャコについて言及しており、そういった意味でも貴重な本です。私は娘のMary Pastoriusのインタビューで泣きました。

レアなオフショット写真も収められておりジャコファン必読と言えるでしょう。

 

シンメイさん

何を隠そう、私がブログというもの、そしてベースのカスタムに興味を持つきっかけとなったのがシンメイさんのブログです。

 11月11日ベースの日"JACOナイト"@目黒BLUES ALLEY | Do you do a “low life”?

「JACO Night」の裏側について書かれています。私の本エントリーより知的に、詳細に書かれているので、実際の雰囲気などはシンメイさんのブログをお読みください(笑)

シンメイさんのブログとの出会いは高校生の頃だったか、フレットレスに興味を持って改造しよ〜と何気なくネットの海を泳いでいたら漂着しました。

それからはもう全エントリーを読み、特に「ヴィンテージにどこまで迫れるか」は何度も読みました。

現在のTokaiの人気もその影響ですしね。凄まじい影響力をお持ちです。それぐらいブログも魅力的な訳ですが、私は織原さんのライブを見に行った際に演奏後に声をかけて頂きまして、シンメイさんと交流する機会に恵まれました。

そのブログの方でもご紹介に与りまして、読んで下さる方もいらっしゃるかと思います。

本当に嬉しいかぎりです。

 

そんな憧れの方と憧れの方がトークショーだなんて、まさに夢です!このトークショーがあるってのですぐチケット買いましたからね。

 

トークショー

トークショーの内容はドキュメンタリー映画『JACO』を中心に展開。

今回、日本公開となった経緯から始まり、映画本編でのインタビューされるアーティストを見てロックからファンク、メタルなどの幅広いジャンルから支持されるのは何故なのか。

ゲストのIKUOさんはジャコへの印象をプレイヤー視点から言及していました。

シンメイさんは音楽史的な観点からジャコというプレイヤーのそれまでの常識を覆すようなアプローチについて解説していて、

松下さんは映画の裏話を話してくださいました。

勉強になったり、共感したり、もっと数時間くらい聴きたいなぁというもどかしさもありましたが、時間となり二部へ。

雑誌で対談、もしくはラジオで聴きたいですね。実現しないかなぁ。

 

映画『JACO』の未公開映像も見れました。


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日本公開は12月3日からです。東京は新宿のシネマカリテで上映されますので良かったら是非。

ジャコの貴重な映像、周辺アーティストたちによる証言によってジャコという天才が浮き彫りにされてゆきます。

 

第二部

織原良次×日野賢二

Charlie Parker/Donna lee

これは強烈なインパクトでした。はじめはインプロでの掛け合いから始まり、donna leeへ入ってからもハイテンポなソロの応戦。

日野賢二さんが笑顔で弾いているのを見て、「うわ、何この人」って思いました。比べるのも申しわけないですが、私なんか悲痛な叫びをあげながら指板をずっと睨んでも弾けません。

お二方の次元が高過ぎて、息すら忘れるような圧巻のステージングでした。

あれだけ弾けたら楽しいんだろうなぁ。

 

IKUO

Weather Report/Black market

これは一発目の坪口さんのキーボードの完コピな音色でやられました。一気に酔いが覚めた。

ソロではこれでもかという程の速弾きに加え、キレッキレのスラップが、それはもう矢次早に。

ゴーストノートたっぷりにパーカッシブなソロで会場の雰囲気を一気に持っていった感じがありました。

 

日野賢二

Jaco Pastorius/Continuum

文句無し。この曲意外とロストしやすいんです。演奏された時にも時々ロストしていましたが、柔軟な対応で見事に演奏されていました。こういう所で日野賢二さんの持ち前の素養というか音楽力を感じます。

ソロでは再びスキャットも交えつつ、メロディアスに聴かせるソロでした。

 

櫻井哲夫×IKUO

Jaco Pastorius/Invitation

急遽やる事となったというコラボ。

最初はIKUOさんが譜面を見ながらコードを確認していて、お節介ながら大丈夫かな、と心配していたのですが要らぬ心配でした。

ソロになるとこれまた凄まじい速弾きで櫻井さんを圧倒!櫻井さんは櫻井さんで全くブレないバッキングの安定感が・・・。

よくあんなに安定したピッキングができるなぁと、百戦錬磨のベーシストが見せるプロのスタミナを魅せられました。

ジャコも言っていましたね。毎日のギグで、朝まで演奏したりしているうちにスタミナがついたと。やはり現場で弾きまくる、というのが安定感を生み出すのでしょうね。

 

 

櫻井哲夫

Jaco Pastorius/KURU

アレンジ版です。印象的なリフがさらに難解な曲へ。でもどこかキャッチーさのあるアレンジで、櫻井さんらしいエンターテインメント性のある楽曲。

キメが綺麗にユニゾンしていて爽快感すら覚えました。ギターの菰口さんが上手いこと上手いこと。フュージョンライクなアプローチからロックテイストまで、音が綺麗に繋がっていて自由自在な印象です。

 

櫻井哲夫×日野賢二

Weather Report/Teen townメドレー

これは楽しかったです。Marcus Millerもやっていましたが、スラップでこの曲を弾くのって相当凄いですよね。

ソロでのスラップの掛け合いが特に見入りました。櫻井さんも前回のJaco tributeと、フレットレスを弾いている所ばかり観ていますが、スラップも持ち味ですよね。この豪華なコラボは高校生の頃にベーマガで目にしたTetsuJinoを思い出します。Some skunk funkのカバーがカッコよくて真似したりしました。 

途中ジャコにちなんだリフが飛び交い、楽しめるメドレー形式でした。

 

織原良次×IKUO×櫻井哲夫×日野賢二

The chicken

一つのステージに3人以上のベーシストが集まって演奏するのはStanley ClarkのNight SchoolやBASS DAY '98を映像で見たくらいで、絵面が新鮮なのと一斉に音を出した時の音圧が下から持ち上がる感じで、''ベースの日''らしい企画でした。

個性のあるソロ回しの後、私がこのイベントで日野賢二の恐ろしさを知りました。

エンディングへの運び方が素晴らしすぎた。ソロ回し後に探り合いのような状況になった所で、観客の欲しいものを分かっているな、と思わせる見事な締めでした。 これは何というか底の見えないアーティストの技量というか、もう外国人アーティストだと感じるには十分な演出で、経験以上の音楽力を教えてくれました。

 

日野賢二さんは今まで派手なスラップの印象があり、YouTubeなどで映像を見たり、インタビューでも明るく、気さくなキャラクターである事は知っていたのですが、ライブで観るのは初めてで、こんなに楽しそうに演奏する人なのかぁ、と。

人柄の良さが全身から出ていて、ファンになってしまいました。

引き出しも豊富で、しかもベースを4本持ち込んでいました。そういう機材を出し惜しみしない感じも個人的には嬉しくて、ステージに上がる度にベースが変わっていて、視覚的にも楽しめました。

 

個人的なお話

終演後にKORGの中原さんが声をかけてくださり、松下さんの元へ。

新しく発売される著書の中にジャコのベースがよく見える写真が収録されているとの事で少し拝見させてもらいました。

ジャコ・パストリアス語録 魂のしるし【特別付録】未発表音源CD“Jaco Pastorius & Peter Erskine Last Jam"

ジャコ・パストリアス語録 魂のしるし【特別付録】未発表音源CD“Jaco Pastorius & Peter Erskine Last Jam

 

よく見える、というのは指板がラウンド貼りである、というものなのですが、確かに非常に薄いローズ指板で接着面も扇形ではなくフラット。
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(本編チラ見せ)

ちょっとこれはまた長くなりそうなので、他のエントリーで触れる事にします。 

私は次の日に楽器屋で買いました。

初めて見る写真も多く、Peter Erskine(ピーターアースキン)との未発表音源も付き豪華です。(まだ聴けていません)

 

挨拶も兼ねて行ったのですが、なんとそこで松下佳男さんから名刺をいただいてしまいました!!!!!!!


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あ、自慢に聞こえたら悪いので先にお断りしておきますが、これは他ならぬ自慢です。すいません。でもブログで自慢したい思いを抑えられませんでした。

こんな事ありえるのか、とずっと疑っていて、終いにはあの松下佳男さんは実は偽物なのではないかと、失礼極まりない妄想をし、帰り道何度も名刺を見返しては誰かに自慢したい、という衝動に駆られ、カニ歩きで家まで帰る勢いで平静を装い帰宅しました。(普通に歩きました)

 

あ、帰宅してしまった。続きがあります。

 

松下さんとの衝撃的な出来事の後、いつぞや以来にベーマガの近藤編集長ともお話する機会もあり、Jaco nightの感想を共有したり、不躾な事を聞いたり、身の程知らずとはまさに私のことなのですが、ますます邁進していく所存です。

帰り際シンメイさんにも挨拶が出来、なんとお家にお呼ばれされ、シンメイさんモデファイの4号機と私のベースを弾き比べできる機会を設けていただきました。やばい

 

なんとも充実したJaco Nightを満喫しました。

 

この場を借りて無礼を謝罪すると共に貴重なお時間をくださった事を感謝します。本当に最高の日でした。

ジャコ好きでよかったです。ベース改造しててよかった。ブログはじめて良かった。

 

アドバイスを頂いたので、今後内容が短くとも定期的にブログを更新するぞ!と意気込んだらこんなに長いものになってしまいました。

 

では