ジャズベースの口説き方

ジャズベースとjaco pastoriusをこよなく愛する、Webライターによる改造日記。ジャズベースから好かれる男になるためのモテテクhow toを面白おかしく、真面目に発信していきます。※女性ではなくジャズベースからモテるためのブログです。

fullertoneとの別れ。そして新たなベースへ。

最近めっきり冷え込んできましたね。

今年も残るところ僅かですが、最近買い物を色々としまして、その話をメインにしようかなと。

ただその前に、メイン機とお別れした話を書きたいので、興味がある方は是非読んでください。

Fullertoneとの別れ

冬といえば別れの季節。

せっかく苦労して口説き落としたあの子とこんなにも簡単にお別れすることになろうとは思いもしませんでした。

 

愛は盲目。付き合いが長くなれば次第に相手の嫌な部分が見えてきたりもします。

もしくは、「この人私じゃなきゃダメだから」と愛と情を履き違えて、いつしか噛み合わない恋の歯車を知らず知らずに進めていたのかもしれません。

 

Fullertoneの詳細はコチラから

http://basskudoki.hatenablog.jp/entry/20170304/1488626988

 

理由は3つほど。

  1. ジャコではない
  2. 改造しづらい
  3. 満足感から次が進まない

ジャコではない

これはややこしいんですけど、やっぱり作られた物はどれも異なっていて、それぞれの理想があると思うんです。

Crewsが出したJacksonシリーズも「もしジャコが現代にいたら」というテーマがあると耳にした記憶があります。(店員さんの話なのでどこまで本当かは分かりません)

今回のfullertoneは、fullertoneが描くジャコ、という感じで、ネックは太く、弦高は高め、ブラックミュージックを演奏する人々の力強いピッキングを受け止めるような楽器だと製作者の田中千秋さんから伺いました。

ハカランダ指板にエポキシ樹脂、厳選されたアルダーに、ギアもとても拘っていて、やはりブランドの心を持っている。

fenderではないんです。 

ここが決定的な点。

 

僕が好きなのはあのベーシックなfenderなんだと。

人の心が入ったものを使っては借り物のようで落ち着かない気持ちです。

改造しづらい

これは普通に「せっかくローン終わったのに手を入れて価値落とすのもなぁ」となんかくだらない事を考えてしまってなかなか踏ん切りがつかなかったんですよね。

満足感から次に進まない

これが最大の理由です。

「よし、ジャコを手に入れたぞ」という所有欲から、リペア、カスタムも後回し。

機材を買いたいという欲求が減って、楽器屋にも行かなくなった点がダメでした。

 

向上心のないやつは馬鹿だ、と夏目漱石の作品で読んだ日から個人的な座右の銘として心に刻んでいるのですが、まさにそうで。

向上心もハングリー精神もなくなってしまったんです。

だから、売りに出しました。

守るものがあると弱くなるのであって、守るものを捨てれば強くなるしかない。

 

というわけで、理想的なベースを手放して、

もう1回ジャコを求める旅に出よう、という仕切り直しをしたわけです。

今後の予定 

今後は少し遠回りをしながら、もっと理想を具体化して、形にしていきたいと思います。

どれが1番いいの?ネック厳選

まずは、ネック製作。

これは前からやってみたかった事でもあるのですが、我ながらタチの悪い性格で、「1度失敗を経験しないと分からない」という理由で作ってみようという企画です。

失敗することで、「ここの作りが凄いなぁ」とか「工賃も手間を考えたら納得だなぁ」と価値を理解することができるんです。

そして、「ここまでは自分でできる」という線引きが分かって、お店にお願いしやすくなる。

というわけで、今回は「ジャコを再現しつつ、現代の技術を取り入れよう」というテーマで、ネックを1から作ることにしました。

こちらは次のエントリーに詳細載せますので乞うご期待!

ヴィンテージジャズベース研究

やっぱりここはもう一度やり直そうということで、

60年、62年、62年後期、63年あたりのジャズベースを試奏したり、見せていただいたり、中身を見たり(できれば)して、ジャズベースの歴史を体感しようと考えています。

 

フィーリングが分からないと進める方向が正しいのかも確認できませんので。

メーカー別ジャズベース研究

ジャズベースタイプと言うと様々なメーカーが製造していますよね。

Fernandes、greco、tokaiあたりのジャパンヴィンテージは勿論、最近はコピーと言うよりは更なる完成を目指したメーカーも多い。

Sadowsky、JWblackやRSguitarworks、alleba coppoloなどなど、本当に凄まじい次元の作り込み、新たな解釈をしたメーカーは多いので、その辺をまとめた記事を書こうと思います。

一応ジャズベースの口説き方ですので、

色んな子を知らないとならない訳です。

恐らくメーカー毎に歴史、主要ラインナップの紹介、スペックやサウンドがわかる動画などをまとめていく予定です。

これは来年中ちょっとずつ進めていきます。

 

というわけで、特に何かの参考になるネタでは無いので、楽しみにして下さっていた方には申し訳ないですが、愛機とのお別れ記事でした。

今後のブログを楽しみにしていただければ幸いです。

 

それでは。